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秘密の話。

恋人とはいえ、過去に秘密はあるものです。
いや、秘密と言うよりも「傷」というべきかもしれません。
そんな傷は相手に見せることもなく
「秘密」として彼と付き合っていました。彼もまた、
どこかに「秘密」を抱えているような人でした。
それは「同類」だからこそ分る事なのか・・・。
しかし、私は彼に対して何も聞くことはありませんでした。
彼も私に対して何も聞きませんでした。
そんな付き合いが2年ほど経ったある日。
彼は私に「話がある」と言いました。
「急な別れ話」だったらどうしよう・・・と少し思いながらも
彼のと向かい合って座りました。
彼は過去の「傷」と「秘密」について話し始めました。
「全てを分った上で好きでいて欲しいから」
そういう彼。
彼の何を聞いても、私の心は変わることはありませんでした。
と、同時に私も過去の事について彼に分っていてもらいたい
という気持ちが芽生えていました。
私は洗いざらいの事を彼に話しました。
秘密を話せば、相手が居なくなってしまうのではないか・・・。
そんな思いから話せずにいたのですが、
吐露しあえた事で「秘密」は互いの大きな支えとなりました。
「一緒に幸せになろう」
そんな前向きなものに変わった瞬間でした。
こんな事ならばもっと早く話をしておけば良かったと思いました。
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